母心

2008年11月16日 日常
前日は 家の内外のことを 付きっ切りでいろいろ見てあげたので  朝食はパンと紅茶があるから 1人で食べられるし あとは大丈夫と母が言うので 一応また駅まで送って行くつもりだから 家を出る前に電話をしてね と頼んで自宅に戻っていました
ところがと言うか やっぱりと言うか レンジが動かないと朝一番に電話がかかってきました 
あわてて ありあわせの食材を買い物袋に詰めて 母のところに行って 使用説明書が行方不明になっているレンジを 何とか動かしてあげて ついでにアスパラときのこで簡単な炒め物と 生ハムとルッコラ・レタス・にんじん・ミニトマトでサラダを作りました
1人で食べるから 気にしてくれなくて大丈夫と言ってたけれど 実はパンと紅茶だけですませるつもりだったのだろうかと なんだか心が痛みました
夕方私の妹と一緒に出かけるために 早めに妹の家に行くと言うので 朝食の後 食器類の片付けと水回りのチェックをして 戸締りも確認してから 駅まで送りに行きました
玄関を施錠する時にも 鍵をしっかり握っていないので ちゃんとしまっているのかどうか 自分で自信が持てないらしくて 何度も錠を回したり鍵を持ち直したりしているうちに 何がなんだかわからなくなってしまうようです
とても簡単なことだからと 目の前で やって見せて なれればすぐにできるようになることだから あせらないで ゆっくりと自信を持ってやれば 大丈夫と 言ってあげたので 少しは安心してくれたでしょうか
それだけの年齢になっているのだから当然のことですが 足元もおぼつかなくなりつつあってそんな母を見ているのが だんだん辛くなっていきます
それなのに私が 引越し世帯の鍋不足と嘆いていたのを覚えていてくれて IH調理器にした鎌倉の家で不要になったお鍋を 重いのにわざわざ持ってきてくれたうえに 長女が結婚式に出るのに 真珠のアクセサリーがなくて と話したことも 忘れずにいてくれて それも数点貸してあげるからと持ってきてくれて 母親の娘を思う気持ちは 幾つになっても変わらないものなのだなと 感謝の気持ちでいっぱいになってしまいました

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