裏中華街

2008年10月26日 食べ歩き
横浜中華街は 世界各地にある中華街とはちょっと趣が違っている という話を以前に書いたことがありましたが 実際に近所に住んでいて よく買い物に行くついでに見ていると 修学旅行や横浜観光の団体さんに加えて 中国人観光客も多いようで 大型観光バスが 毎日のように大挙してやってきて 大変賑わっています
中華街食べ歩き関連のブログを見ていると 表通りの大店は そういう人達で混んでいるので近所から出かけていく人達は 目立たなくて安くておいしい 自分だけが知っていると言えるような小店を 何とか開拓しようとしているんだな ということが とてもよく理解できます
実は バンコクでもパタヤでも 定番旅行ガイド本や地元情報誌等に紹介されていて 日本人は誰でも知っている みたいなレストランには 全く行く気がしなくて 何としても自力で 誰も知らない美味しいお店を見つけて見せるぞ という気持ちで 口コミや直感を頼りに あちこち食べ歩きをしているからです
日本人によく知られているお店と言うのは 日本語のメニューがあったり 従業員が片言の日本語を話したりと 一見現地に慣れていない人にはとても便利なようですが 肝心の料理がもうひとつだったり 価格設定がかなり高めだったり 更に 日本人は どんな場合でも ほとんどクレームをつけたりしないで我慢してしまう という事が知れ渡っているために 従業員がかなり生意気な態度だったり と毎回のように不愉快な思いをさせられることがあって 我ながらだんだん態度が硬化してきてしまったんだなぁと思います
それで 中華街ですが 食べ歩きブログの口コミ情報をチェックした結果 何店か 興味をそそられるところがあって この日 そのうちの一軒 栄楽園 に行ってみました
店外も店内も お店の人達の生活の場でたまたま食事させてもらっているようなシチュエーションが 我々にはなじみが深い横浜以外の中華街(?)の雰囲気そのもので 休日に家族と普段着で行く中華料理店という 安心感があります
メニューも 気取らない家庭料理風で 懐かしさを感じてしまうようなものばかり
中国人が多い街では 美味しい焼き豚やローストダックを売るお店には いつも行列ができていますが その昔 バンコクにも そういうお店が何軒かあって よく近所にある行列店に並んで 焼き豚とタレとつけ合わせにする漬物を買ってきて 家で焼き豚ご飯にすると 子供達が 大喜びしてくれたものでした
そんなことを思い出しながら 人気メニューと言われている チャーシュー丼と豚バラそばに トライしてみました 
チャーシューそのものは どちらかと言うと いつも買っている金陵とか重慶飯店のもののほうが 美味しいかな と それほど目新しくは感じなかったのですが 油が完璧に抜けていて とろけるように柔らかく ごく薄味なのにしっかりとした味わいのある豚バラには すっかり驚かされてしまいました

伊勢佐木町の松坂屋が 大勢の人々に見守られながら 閉店です
思い出の中の横浜の風景 になりそうです




 

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