子供の頃から本を読むのは大好きだったのですが、特に子供の本や絵本が好きで、学生だった20年余り前には、日本橋の丸善で毎年行われていた絵本展で、学校を自主欠席(?)して、人事部の人に無理に頼み込んでアルバイトさせてもらってました
今でこそ、外国の美しい絵本がどんどん翻訳されて、日本中どこででも手に入りますが、その当時は、岩波のこどもの本のシリーズがあったくらいで、たまに丸善に行って、まだ一般の本屋さんでは手に入らなかったブルーナやマドレーヌやポップアップの楽しい絵本を見るのが、何よりも楽しみだったのです
子供達が小さかった頃は、テレビが無い家庭だったこともあって、週に一度は図書館に行って、みんなの図書カードをフルに使って、山の様に読みたい絵本を借りてくるのが、毎週カタログを見ながら、あぁでもないこうでもないと、散々迷っていろいろオーダーしたCOーOPの食品が届く時と同じ位に、みんなの大好きなイベントでした
毎月幼稚園でいただいてくる絵本(それこそ名作の絵本の宝庫でした)もあったりするので、家の本棚も見る見るうちに一杯になってしまったのですが、それでも最初の海外赴任の時には、子供達にできるだけ日本語の本を読ませなくてはと思って、普段買わないような、日本昔話やどらえもんなどの漫画までしっかり持っていきました
問題は、それ以後何度かの引越しのたびに、それらをできるだけ整理して処分しなくてはならなくなったことです
もちろん海外駐在の引越し荷物というのは、運べる量が決められているので、その範囲内で済むように、自分の物もできるだけ処分したうえで、もうそれほど読まなくなったかなという本などを、小さなお子さんのある近所の方にあげたりしました
日本では狭い家に暮らさなくてはならないので、いずれ荷物は最小限にしなくては上手く収まりきらないんですよね 哀しいことに
ま しばらくは引越しのドサクサというか、何事も無く過ぎたのですが、しばらく後になってから、子供達が大好きな本が何冊も本棚から消えていることに気がついて、その悲しむ様子を見てようやく、愚かな母は、取り返しがつかないことをしてしまったということに気がつきました
幸いなことに、最近また昔の名作絵本の復刻版が出てくるようになって、なくした本のうちの何冊かは、また手に入れることができるようになりました
長女に、神戸に行っているので自分では買えないから、必ず買って置いてねと言われて、有隣堂の昔の絵本の展示場に行って(別に普通に本屋さんの絵本売り場に行っても買えるのでしょうけれど)、思い出の絵本 こねこのピッチ やトンカチと花将軍・おおどろぼうホッツェンプロッツ・元気なマドレーヌ、それに家には無かったけれど借りてきて読んで大好きだった、アンゲラーの すてきな3人ぐみ とエッツの わたしとあそんで を何だかドキドキしながら買いました
もしかしていつか誰かのところに孫ができたら(全然期待してないけど)、これを読んで欲しいなという思いが、心の片隅に少しあったのかもしれません
家に帰ると長女から電話があって、何かと思えば、 今 灘の酒造巡りをしてるんだけど お酒 美味しいよ 何かお土産に買って帰ろうと思うんだけど 何が良い?? と言ってくれて、何だかうれしかったです
ナパやフィンガーレイクスで一緒にワイナリー巡りをした事を思い出しました

え〜朝ごはんです
蜆の味噌汁・メヌケの粕漬け・わかめ入りの卵焼き・水菜にんじん大根しめじのサラダ・ミニトマト でした

コメント

nophoto
やまやま
2006年4月19日20:04

ままさんへ
いいお話ですね。心がほのぼの〜しました。
絵本といえば、わたくしも先日実家に戻ったときに、
ふと一冊かわいいのを発見。
どうやら父が最近買ったものだとか・・笑
邦題「ポテトスープが大好きな猫」村上春樹(訳 
老人と老猫の心温まる物語り。頑固な二人のやりとりが面白ろ可愛いです。素朴ながらに奥の深い一冊。
機会があれば読んでみてください。

まま
まま
2006年4月20日18:37

やまやまさん
コメント有難うございました
おすすめの絵本是非読んでみたいです
図書館で探してみよう  笑