最初にお店の前を通り過ぎた時に、道に面した窓から中の様子が見られて、面白そうなレストランだな 一度行ってみたいなととても興味をひかれました
それ以来、毎日のように前を通るのに、テーブルが空いている時には急ぎの用があり、時間があるときには満席だったり貸切だったりで、なかなか食事をするチャンスがなかったというのが、近所にある、7〜8人も入れば満員になってしまうという小さなイタリアンレストラン ボッテガ リラ です
夕方、娘と横浜駅まで買い物に出て、晩御飯の話になり、早く使わなくてはいけない材料がいろいろあるから、家で食べなくちゃと途中まで帰ってきたところで、丁度このお店の前を通りかかって、席が空いているのが見えました
とにかく買い物をして家に帰ってと思ったところで、突然、ガス台周りの大掃除を途中でやめて出かけてしまったことを思い出しました
これはやっぱり外食かなと、家に帰って、これから伺っても大丈夫でしょうかと予約の電話を入れてみると、OKですということだったので、着替えをして出かけました
半年足らずですが、大学の海外プログラムの為に、ローマで暮らしていて、イタリア国内の専攻学科に関係のある地方都市にも毎週のように旅行していた娘は、その時のハードなスケジュールと厳しい勉強にもかかわらず、友人関係にも恵まれて、忘れられない楽しい経験をしたようで、今でも イタリア大好き です
やっと中に入れるなと思って、ドキドキしながらドアを開けると、これまでにも何度かお見かけしたことがあるシェフが、にこにこと出迎えてくださいました
いつも混んでいて入れなかったという話をすると、火曜日が一番空いていますよ 今晩は後でカウンターに予約の方がお二人入っているだけです とのことでした
イタリアワインとイタリアビールしかありませんというレストランも多かったりするのですが、こちらの飲み物リストには様々なワインが載っていて、ビールもヨーロッパ物のなかにアジア・アメリカのブランドもあって、なかなか楽しいです
ハウスワインの白をお願いすると、北イタリアのフリウリのワインで、ほのかな酸味のあるくせのない飲み易いものでした
メニューは黒板に書かれていて、品数は多くないのですが、どれも美味しそうです
量はどのくらいですかと伺うと、何がどのくらいと詳しく説明してくださったので、選ぶのがとても楽になりました
娘の注文の仕方で あれ と思われたらしく、ローマの郊外の野菜を栽培している家に同居させてもらっていたことや、その後シシリーのタオルミナに住んでいたことなど、ひとしきりイタリアの話題で話が弾んでしまいました
娘は、英語学校での仕事をしている高校時代の友人と、夜の遅い時間に会う約束をしているので、多少軽めの方がよいかなと考えて、食べたのは
オリーブの盛り合わせ・スライスラディッシュにのせたスモークツナとからすみの薄切り盛り合わせ・ホッキ貝とスナップえんどう入りのオムレツ・温野菜のアンチョビソース・チーズの盛り合わせ それに ソーセージのはいったラザーニャ です
野菜をディップする温かいアンチョビソース 美味しかったです
ラザーニャは、ほかのどこで食べたものとも違っていて、パスタが柔らかいけれどしっかりしていて、あつあつでクリーミーでトッピングのチーズが薄くカリカリの層になっていて、ちょっと感動的でした
最後にデザートで、巨峰のシャーベットと無花果のワイン煮アイスクリーム添え
私は甘い物が苦手なので、いつもデザートはパスなのですが、今日は特別な良いことがあったお祝いディナーでもあったので、きちんと締めくくりたくて、食べてみました
これで軽めなの?と思った人 いるよね
最初の3品はかなり少量で、その次の2品も少量ですからね
飲み物も食べ物もとても良心的なお値段で、何だか申し訳ないような気がして、また是非家族で来なくてはと思ってしまいました

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