昨日は11月の満月の日で、タイではローイカトンの日でした
長女とチャットしていた時に、彼女が窓から大きな満月が見えるというので、そういえば満月の日になんかあったんじゃなかったっけと思い出したのでした
ローイカトンというのは、丸い台にバナナの葉や草花・紙細工等それにろうそくを飾りつけた物(カトン)を、夜 池や川などの水に浮かべる(ローイ)、とても盛大な庶民のお祭りで、サンクスギビングや日本の秋祭りのように、一年の収穫に感謝するとともに、翌年もまた自然の恵みがありますようにとお願いする意味がこめられています
闇の中に、沢山のカトンのろうそくの火がチラチラと水に映えて、幻想的な雰囲気になるはずなのですが、場所によっては、カトンには必ず小銭も一緒に入れて流す習慣なので、その小銭を取ってお小遣いにしようと狙っている子供達が、バシャバシャと水に入って奪い合いをしていたりすると、折角の感謝の気持ちも台無しになりそうでちょっと興ざめですね
当日の夜には、旅行者や外国人向けのショーや特別のディナークルーズなどが企画されていて、最近では観光政策の売り物のひとつにもなっているようです
何週間か前から、TVではローイカトンの歌が流れていて、その話をしたら子供達全員が ローイローイカトン♪ と口ずさんだのにはびっくりしてしまいましたが、そういえば、みんな学校のタイ語の時間にこの歌を覚えさせられたんだっけと思い出しました
随分長いことタイで暮らしているので、高級ホテルのセットディナーにこそ行っていませんが、川べりにあるタイの会社のゲストハウスに招かれたり、何家族かで一緒に船を借りてチャオプラヤー川をクルーズしたり、自宅のマンションのプールサイドで皆で持ち寄りパーティーをしたりと、その年毎にいろいろなローイカトンをみんなでわいわいと楽しく過ごした思い出が沢山あります

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