ずっと何年も留守にしっぱなしにするつもりは無いのですが、日本を離れる前に、やはりこれだけはやっておかないといけないなと思って、母と妹と一緒に食事に行きました
海外にいる時には機会がある限り会える時には会っておこうと思いますが、比較的近くに住んでいていつでも会えると思うと、逆に実際に会うことは少なくなってしまうような気がします
最初は、たまには手近なところにある温泉にでも行ってゆっくりしましょうか、と言っていたのですが、3人のスケジュールが合わずに、それではレストランでお食事でもということになりました
あれこれと話題になっている 小笠原伯爵邸 です
東京都が所有している建物で、修繕・改築をしながらの状態で開店しているそうです
極少量の12種のコースが出てくるセットメニューです
一品一品の量がとても少ないので、それぞれの料理の印象は希薄なのですが、どれをとっても、とても良い材料が吟味して使われているなと感じました
比較的年配の人達や仕事帰りの女性連れなどが、ゆっくり食事を楽しんでいるという感じのテーブルが多かったのですが、マスコミにかなり登場している為でしょうか、多少場違いかなと思われる人達も見かけられたのは少々残念でした
食べた物は
薄いカリカリのトマトパンのブルスケッタ風のフィンガーフードから始まって、甘海老とジャガイモのふりっと・オマール海老と茄子のアーモンドプディング・自家製アンチョビと野菜のコカ・ポロ葱とタイムのクリームスープ・塩鱈のコンフィ ビネグレットソース・黒むつのグリーンソース・仔牛のエンパナーダ 青唐辛子とオリーブ・きのこのスープパエリア・ぶどうとライチとグレープフルーツ・色々なチョコレートとバナナ・3種のアーモンド
というのがメニューに書かれているものですが、詳しい用語についての質問は受け付けませ〜ん 自力で調べてね
プディングとグリーンソースが感動的に美味しかったです
あと番外でデザートの前にチーズのワゴンサービスがあって、スペインのハードタイプのチーズが大好きな私は、一度にあれこれ食べられてとても幸せでした

実際に行く前までは、値段が高いとか建物がいまいちとか、否定的なコメントが多かったので、それほど大きな期待はしていなかったのですが、どうしてどうして、食べる人を喜ばせてあげよう わくわく楽しい思いをさせてあげよう という料理人の意気込みがしっかり伝わってきて、最近では珍しいと思える素敵なディナーでした

コメント