非人間的に忙しい職場で仕事をしている息子ですが、何とか週休は二日あります
でもあまりの忙しさに、週末も仕事に行くことが時々あって、今日も予想外に早起きしてきたなと思っていたら、9時までに会社に来いと言われてるんだけどお昼には帰ってくるつもりだから と言って出かけて行ってしまいました
そうか 週末ランチに行くんだっけ と思い出して、当日予約の電話をかけました
すでに満席です、本日は貸切ですので、といった予想された答えが返ってくる中で、仕事帰りだから駅からあまり遠くないところで遅めの時間と言う条件で、ネットランキングの評価が高いお店 和食 菅井 の予約があっさり取れました
電話の応対がさりげなく良い印象です
時間に少し遅れて着くと、それほど広くないお店に他にお客は無くて、ついたての陰のテーブルに席が用意されていました
初めに、柿としめじと黒皮茸の小鉢 それから2色の菊ととんぶりの和え物・もずく・子持ち昆布・栗の渋皮煮・子持ち鮎の煮浸しの盛り合わせ
昼間なのですが、やっぱりこういうしっかりした味付けの料理にはお酒かなと思って、ここで山形鶴岡市のお酒 大山 をお願いしたところ、楔形のきれいな濃いブルーのフラスクの冷酒器と切子のグラスが出てきて、見とれてしまいました
黒皮茸という今が旬の珍しいきのこは、真っ黒でかすかに漢方薬のような味がして、どことなくトリュフを思わせます
ゆり根が入ったえびしんじょのお吸い物  渡り蟹 ごま豆腐 野菜の煮物 そしてお口直しの石榴ジュース 
それから霜降り牛のローストビーフ クレソンと白髪ねぎがたくさん付け合わされていて、ねぎを巻いてお召し上がりくださいといわれました
いただいていたお酒は、どうしてもローストビーフには合わないので、グラスで赤ワインを頼みました
息子は殆どアルコール類を飲まないのですが、こういう時には少しずつ味見をさせてあげています
そのあと鰆の炭火焼がでて、お釜で炊かれた銀杏とむかごとサツマイモ入りのご飯とお漬物の盛り合わせ(これは感動的に美味しかった!!)そしてなめこ椀 最後にデザートのメロンが出ました
甘い物好きなのに、栗・サツマイモ・銀杏といった、ちょっと口の中でもさもさしてしまう食べ物が大の苦手の息子には、ちょっと気の毒な結末になってしまいましたが、美味しいローストビーフが食べられたので良かったのでしょうか
ご家族でやっておられるのかなという印象のくつろげるサービスで、アンティークの食器がそこここに使われているのも楽しめたのですが、献立の取り合わせがどこと無くアンバランスだったりありあわせ風だったりするのが、少々気になりました
せめて蟹の軟骨ぐらいはもう少し丁寧に除いておいて欲しかったです

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